立花課長は今日も不機嫌

「……そんな顔するな」

「はい……?」


そこで合わせた視線。
立花さんの熱をはらんだ瞳に更に鼓動が加速していく。


「立花さん……私、これ以上心臓が持ちません……」


このままいったら、あまりの早鐘に心臓がショートしてしまいそう。

すぐそばにみんながいるのに。
立花さんとこっそりキスなんて……私には刺激が強すぎる。


「……決めた」


立花さんがポツリと呟いた。


決めた……?
一体何を……?


パッと離された両手。

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