立花課長は今日も不機嫌
「立花さん……」
そこまで想ってもらえてたなんて……。
それなのに、私は嘘のオンパレード。
立花さんには迷惑ばかりかけて。
胸の奥が苦しくなる。
「もう全て終わったことだから、そんな顔するな」
優しい眼差しが注がれた。
「ということで、本題だ」
言いながら、私の腰を引き寄せる。
――ひゃっ!
一瞬で視界が反転。
ソファに押し倒されたのだった。
「もう分かったか? 俺の気持ちってやつが」
両手を拘束して、私を見下ろす。