女神の微笑み
「後、つけてみようよ?」

アヤが静かに言った。

ユミも少しは自分なりに理解したように見え、首を縦に振って答えた。

そしてしばらく、二人は化粧品などを購入するさくらを待って、辛抱強く後をつけた。

一時間ほど過ぎてからだろうか。


さくらは北新宿の小綺麗なマンションの中に消えた。

しばらく待っても出てこなかったため、どうやらここが、さくらが今暮らしている場所らしいことが分かった。


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