女神の微笑み
入り口は幸い、オートロックシステムにはなっていなかったため、二人はエレベーターが五階に止まったのを確認し、お互いを見合った。


「どうするの?」

ユミが問いかける。

「とりあえず、ヤクザの男が一緒だとやりにくいよね。確かめに行こう」

アヤの一言で、二人はエレベーターに乗った。


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