女神の微笑み
「ここだよ」

アヤが静かに言った。

「え?!じゃあ今の…」

「そう、でももう大丈夫。行こ!」

アヤがインターホンを押しかけたが、それを制してユミが言った。

「本当に大丈夫?なんか理由(わけ)ありみたいだし…それぐらい私にだってわかるよ」

確かに、これではあまりに不自然だ。


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