女神の微笑み
「さくらね、院の中で心にすごい傷をおったみたいなんだ。それでね、逮捕されたの私のせいだって思ってて。それで一度会ってるの、あの男とさくらに」


「そうだったんだ…アヤなんでそれ、最初に言ってくれなかったの?アヤの優しさなのはわかるけどさ」

「ごめんね」

「いいよ。でも次からはちゃんと言ってよね」

そう言ったユミの笑顔はどこか、淋しげに見えた。


< 232 / 252 >

この作品をシェア

pagetop