女神の微笑み
「やばい!教官がくる」

見張りの一人が言った。

とっさに唯がさくらに布団を被せ、衣服も布団に突っ込んできた。

美香も自分の衣服を持って用意された自分の布団に潜りこみ、唯も自分の場所に戻った。

静寂の中に教官の歩く音だけが近づき、やがては何もなかったかのように、去って行った。


< 39 / 252 >

この作品をシェア

pagetop