女神の微笑み
「もちろんです」

春美は丁寧にそう言って、アヤの背中を優しく押した。
アヤは言われるままに白鳥の隣に移ることにした。

「失礼します」

アヤは春美に教えられたとおり、白鳥に一礼した。

「ええよ、そんなん。かたいかたい、はよおいで」

白鳥はそう言って自分の隣をポンポンと叩いた。

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