俺たちの光があなただった~孤龍の隠れ家でのお話~
異国の住人
異国の住人ーーーーーーーー
「おはよー」
「ねぇねぇ昨日の走りみたぁ?」
「見た見た!!寝ないでずっと見てた!」
「お肌荒れちゃうけど、孤龍だもんね〜」
「きゃははは」
「うぃいっす」
「昨日の走りみたか」
「見た見た!」
「ちなみに、俺孤龍にパシられたぜ!」
「うえぇい!まじか!」
「うらやましいぞ、この!!」
どこを歩いても聞こえるのは「孤龍」と「走り」。
キャンパス中その話で持ちきりだ。
それも無理はない。
昨日は久々の、全国1の暴走族、孤龍の走りの日だったのだ。
皆がこぞって見たがる。
なんでも幹部みんなが美形だとか。