俺たちの光があなただった~孤龍の隠れ家でのお話~
序幕ー孤龍
-------異国の住人--------
「うおらああああ、てめぇら席に着けっつってんだろ」
先生の大きな声にビビる様子もなく、学生たちは渋々と席につく。
「こっちはこんのくっそさみぃ中講義しに出てきてんだよ、ちょっとは聞きやがれ!!高校じゃねぇんだからよ!!単位やんねぇぞ!」
100人はいるであろう教室に向かって、金髪の教授は喚き散らす。
たくさんピアスをつけ、髪を染めている不良のような姿だが、れっきとした数学教授だ。
そう、ここは高校ではない。
大学だ。