天使のなり方
天使見習いのねおんは当然幼いころは天界と呼ばれる人間が住む所とは違う所に住んでいた。
小学校も天界のそこに行っていた。

と言うことは大也も人間ではないのだ。



―――小学校時代

ねおんと大也はかなりの仲良しだった。
遊ぶ時も、ご飯の時もいつも一緒だったのだ。

「ねぇダイヤ……私達これからもずっと友達だよね。どっちが先に天使になれるか競争なんだから!!」

「おうよ。でも、お前頭悪いからな。ネオンじゃ俺には勝てっこないって……」

何でも気兼ねなく言い合える二人。ねおんはずっと一緒にいられる。そう思っていた。
しかし、そのねおんの思いは叶うことはなかった。

無残にも大也の裏切りによってそれは叶うことがなかったのだ。



突然の失踪……。

中学校へ入学した時、ねおんは当然天使になるための訓練学校へ入った。
当然そこには大也がいると信じていた。
入学式の日ねおんは必死で大也の姿を探した。しかし、そこに大也の姿はなかったのだ。
一緒に天使になれるよう頑張ろうって約束していたのに……。
あの約束は何だったのか?

その後大也がどうしているかはわからなかった。

風の噂で大也が悪魔の仲間入りをしたと聞き、ねおんはますます大也に裏切られたと感じるようになったのだ。
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