天使のなり方
「そう、ならよかった。それにしても転校生。人気すごいよな。まぁ、白羽が来た時だって、男子みんながあんな感じだったけどな……」

陵は女子が集まっている大也の席の方へ目線を移した。


ねおんは大也の方は見ようともせず、ぶすっとして答えた。

「私の時は、もっと普通だったでしょ。女子達もあんなののどこがいいんだろうね……みんな見掛けに騙されてるんだよ」


「白羽、お前けっこう辛口だな。っていうか、あいつと知り合いなんだろ……?」






「……幼馴染みだったのよ……」




「もしかして昔好きだったとか……?」


陵は少しいじの悪い笑みを浮かべている。




「そんなわけないでしょ!!冗談言わないでよ!」

思わず席から立ち上がってしまうねおん。

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