天使のなり方
ねおんはてきぱきと朝食を済ませ、制服に着替える。

腰ほどまである長い栗色の髪を手櫛でときながら誰もいない部屋に向かって言った。


「んじゃあ、行ってきます。お母さん。
…ねおんは一日も早くお母さんのような立派な天使になってみせます。見守っていて下さいね」


< 4 / 35 >

この作品をシェア

pagetop