Someday ~私がいた夏~
「これ、飲む?」
そう言ってヤスノリさんがくれたのは、ほんのり暖かいミルクティー。
「あ、ありがとうございます・・・。」
お礼を言うのがやっとでじっとそのミルクティーを眺めた。
「あ・・・もしかして、嫌いだった?」
「いえ。そんなことないです。」
「俺、男ばっかりの兄弟だから女の子の好きな飲み物とか全然わかんないんだよね。」
ヤスノリさんはそう言って、ブラックの缶コーヒーを飲んだ。
私は、もらったミルクティーを飲むのがもったいなくて・・・
ホントは永久保存でずっと持っていたいって思いながらも、
気を遣わせちゃいけないと泣く泣く口をつけた。
ミルクティーはほんのり甘くて、身体中にしみこんでいく感じだった。
「光女子だったんだね?」
「はい・・・。」
「俺、てっきり東高校だと思ってた。」
「夏休みで帰省してたんです。」
「そっかぁ。夏休みだったもんなぁ。」
「ですね。」
「俺、やっと夏休みもらえたんだ。で、大学の友達に会いに行ってたんだ。」
「そうなんですか。友達に会うのって楽しいですよね♪」
「うん。君も友達に会いに帰るの?」
「・・・・・・そんな感じですね・・・・・・。」
ホントは、あなたの姿を見たくて帰るんです!って心の中で思いながらヤスノリさんの横顔を見た。
間近で見る姿・・・私の心臓はいつ壊れてもおかしくないほどドキドキしていた。
「ん?俺の顔何かついてる?」
ニコッと笑ってこっちを見た・・・。目が合った瞬間、キュン死しそうになる・・・。
そんな私の気持ちに気付かないで
ヤスノリさんは、コーヒーを飲んでいる。
そう言ってヤスノリさんがくれたのは、ほんのり暖かいミルクティー。
「あ、ありがとうございます・・・。」
お礼を言うのがやっとでじっとそのミルクティーを眺めた。
「あ・・・もしかして、嫌いだった?」
「いえ。そんなことないです。」
「俺、男ばっかりの兄弟だから女の子の好きな飲み物とか全然わかんないんだよね。」
ヤスノリさんはそう言って、ブラックの缶コーヒーを飲んだ。
私は、もらったミルクティーを飲むのがもったいなくて・・・
ホントは永久保存でずっと持っていたいって思いながらも、
気を遣わせちゃいけないと泣く泣く口をつけた。
ミルクティーはほんのり甘くて、身体中にしみこんでいく感じだった。
「光女子だったんだね?」
「はい・・・。」
「俺、てっきり東高校だと思ってた。」
「夏休みで帰省してたんです。」
「そっかぁ。夏休みだったもんなぁ。」
「ですね。」
「俺、やっと夏休みもらえたんだ。で、大学の友達に会いに行ってたんだ。」
「そうなんですか。友達に会うのって楽しいですよね♪」
「うん。君も友達に会いに帰るの?」
「・・・・・・そんな感じですね・・・・・・。」
ホントは、あなたの姿を見たくて帰るんです!って心の中で思いながらヤスノリさんの横顔を見た。
間近で見る姿・・・私の心臓はいつ壊れてもおかしくないほどドキドキしていた。
「ん?俺の顔何かついてる?」
ニコッと笑ってこっちを見た・・・。目が合った瞬間、キュン死しそうになる・・・。
そんな私の気持ちに気付かないで
ヤスノリさんは、コーヒーを飲んでいる。