Someday ~私がいた夏~
バス停のベンチに座ったまま、私たちはおしゃべりに花を咲かせた。
あんまり夢中になりすぎて、彩ちゃんは5本もバスを乗り過ごした。
「いいんだよ、別に。家帰ってもすることないしさ。」
そう言って笑った彩ちゃんの顔は、いつもみたいにクールな感じじゃなく、ホントにフツーの高校生だった。
さすがに寒さに耐えきれなくなって、私たちはバイバイした。
帰り道の私の心は暖かかったけど。
約束の土曜日まで…あと3日。
早く康紀さんに会いたい。
あんまり夢中になりすぎて、彩ちゃんは5本もバスを乗り過ごした。
「いいんだよ、別に。家帰ってもすることないしさ。」
そう言って笑った彩ちゃんの顔は、いつもみたいにクールな感じじゃなく、ホントにフツーの高校生だった。
さすがに寒さに耐えきれなくなって、私たちはバイバイした。
帰り道の私の心は暖かかったけど。
約束の土曜日まで…あと3日。
早く康紀さんに会いたい。