テンポラリー・ジョブ
大輔は、メインレースの宝塚記念の馬券を買った。

コースのスタンドの椅子に座って、正面の大型ハイビジョンから阪神競馬のレースを観戦した。
結果は取れなかった。

大輔は、これ以上は買える軍資金はなかった。
しばらく、椅子に座ったまま考えこんだ。

競馬に負けて神戸牛は夢と消えた。
それと同時に、知恵に誤るきっかけも無くなった。

どうしょうかと考えてもいい案が見つからない。
結局、素直に謝ろうと思い競馬場を後にした。

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