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「前も言ったと思うけど、その話でケンカばっか。知らなければ俺はそのまま幸せだったかもな」


うん‥。


「俺はいちごのこと本当に好きなのに何もできないし」



そうだね。



「俺がそう言う度にいちごは弱くなってく。俺のこと好きだからこそわかって欲しいって。わかる訳ないじゃんよ」



夕日がキラキラと水面に映る。



「なんて佐々木に言ってもしょうがないな」



ううん。
あたしは首を振る。


「いちごも俺もお互い好きなのに何でうまくかねぇんだろうな」



……。



「俺も佐々木にあんなことしといて…。うまくいく訳ないか」