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あたしは遠藤の一歩後ろを遠藤のズボンについてる鎖を握り締め歩いた。


なんか変じゃない?まあいいか…。


辺りは夕暮れに染まってあたしと遠藤と鎖の影がアスファルトにうつる。



しばらく会話もしないで歩いていると土手が見えてきた。



信号を渡って土手に上がった。



「おお…」



遠藤はあたしの方を振り返って笑った。



「いつも見てるんでしょ?」



「バカだなぁ。毎日違うんだよ!今日なんてオレンジだよ」


うん…。
キレイ。



なんだか急にドキドキしてきてしまった。


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