弱気な俺の恋
・・・な、はずだった!
俺は、今

猛烈にウキウキしている

だって、結の彼氏に会えるんだ!!

野球部の協力担当 緒方さんから

「金曜日に変更できますか?」

と連絡があってから、1日早くなっただけで、有頂天!!

Y大の門をくぐり、緒方さんと挨拶を交わす


「森重 浩一君と同じ高校だったので
ぜひ、森重くんにお願いできないかと?」


森重 浩一くんっていうんだ!!

ほほーー覚えておく!


「今、空き時間だと思うから、連絡してみます!」

「はい!あの、御手洗お借りしたいのですが…」

そうだった

結は、講義の後バタバタ準備して、そのまま来たんだった

「あの建物、くるっと回り込んだら入り口入って、右手に見えますから」

「ありがとうございます
いってくるね!」

テクテク歩いて行く

運動禁止だからな



戻って来た結は、少し顔色が悪くて

吐きに行ってたのか?って心配になった


「すみません!シゲ、電話出ない!」

「すみません!気を使わせて、どなたでもいいので、よろしくお願いします!」


……いいのか? いいのか?

重要なところだから、2回言ったぞ?


< 18 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop