弱気な俺の恋
「結?」

「何?」

「寮に入ったら?空いてるよ?」

「・・・バカだよね、あたし
離れられないの・・・まだ、信じてるの」

「わかるよ!俺も、同じだから
生まれ変わったらって…勝手に思ってる
だけど、俺は自分を傷つけて、慰めたりなんかしない!!
結、リストバンド…赤くなってるよ」

「っ!!これはっ!!
……落ち着くの・・・」

ガバッ

「奏汰」

「結の味方だから!!
俺が、結の味方だから!!
だから、もう・・・切らないでくれ」

グイツ

「送ってくれて、ありがとう
おやすみなさい」



タタタッと小走りして

部屋へ




走るなっつーの!!





なんで?俺じゃだめなんだよぉ


部屋についているはずなのに、灯りはつかなかった




結を抱きしめた手のぬくもりと

押し返された、胸の痛み




俺は、味方だから・・・






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