弱気な俺の恋
もう、1人で苦しむな!
翌日


「どうしたの?」

「昨日、あれからケンカしたの…」

結の目は腫れていて、真っ赤


「そんなにジロジロ見ないでよ!!
気にしてるんだから!!」

「保冷剤とってくるから、冷やそう」

「大丈夫!冷やしてコレだから…」

「でも…」

「いいから!仕事しよ!!」


無理矢理、明るく振る舞うなんて
よほどのケンカをしたんだろう


優しくされたくないらしいし


俺も仕事する



GWは、お弁当作らないから

2人でランチに出掛ける準備

「どこも、多いだろうなぁ」

「そうだよねぇ
こんな顔だしね…」

「朝よりいいよ?」

「化粧ちゃんとしてないんだもん
お店で食べるのは、やだな」

「テイクアウトの店か…」



コン コン



誰だろう、結と顔を見合わせた

「どうぞ」

ガチャ
「チーース!差し入れです!」

「陽太!!ナイス!!」

「ぶっ!!ナナどした?その目?」

「感動の映画を見たのだ!!」

「泣きすぎだろ?バカじゃねぇの!?」

「陽太、お腹すいたぁーー!!」




馬鹿騒ぎしながら、食事を食べて

陽太に手伝ってもらって



早く終わった!!




「カラオケ行こうよ!」



どうやら、結は騒ぎたいらしい



「行こう!!」「行こう!!」



カラオケではしゃぐ結を見てたら

陽太が来てくれて、助かったと

心から思う

同じ年で、いつもケンカばかりなのに

陽太なりに、何か感じとったのか

今日は、ケンカをしなかった

「明日は、お弁当作るね!」

明るく手を振って

帰って行った




だけど、翌日…気づいたんだ




結…また、切ったんだね




俺は、結に何をしてあげられる?

お願いだから…

俺を頼って…

1人で苦しむのは、やめてくれ…




俺は、結の味方なんだよ?
< 41 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop