弱気な俺の恋


「大学やめる!!!」


は?なんで?どうして?なんかあった?
体調わるい?彼と喧嘩?
まったく意味がわからなくて

返事に困った


結は、にこっと笑って



「あのね・・・」



から始まり




彼に襲われたこと

妊娠したこと

安静が必要なこと

1度、流産の経験があること



ざっくりだけど、俺に話してくれた



「俺に出来ること言って!!」



「ありがとう」



それだけしか言わなかった



だけど、結は幸せそうに笑って



「おかぁさんになれるんだよぉ」



自分のお腹に手をあてた


「少しは、甘えて欲しい!」



俺の言葉に、結はクスッと笑い



「結構甘えてるんだけど?
まだ、先輩にも、言ってないんだよ?」



男の俺に、一番に言ってくれた



なんか、すげぇ感激しはじめて



うるうるしてきた




「ちょっと?なんなの?泣かないでよ!?」


半切れで、言われてへこんだ



「多分… 色々頼るから…よろしくお願いいたします!!」




「まかせて!!なんなら、父親になるよ?」


「お断り致します!」








また、へこんだ
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