弱気な俺の恋
死ぬなんて、二度と言うな!!
東京に戻ってから、曲作ったり

詩を書いたり


仕事をしに、研究所に行ったり



結のいない結の誕生日、正月に

ひとりでケーキ食べてみたり



学校が始まってからも、携帯はつながらない


俺の世界は、まるで…モノクロ



結がいない隣がさみしい



浩一君と仲良くしてるかな?


きっと、キラキラ太陽みたいに笑ってる



俺は、そう思うことで、どうにか世界に色をつけようとした




『奏汰……ごめん…寝てたよね……』




夜中、公衆電話からの着信

相手は、結


『起きてたよ!?久しぶりだね!?』

『うん』

『何度も電話したよ?』

『うん』


……泣いてる?


『いつ帰ってくる?』

『結?』

『早く帰って来て?』



ヒクッ ヒクッ  と泣いてるのがわかる



『迎えに行こうか?』

『……ふぇっ?』

『何駅に行ったら良い?』


知ってるけど…

探しに行ったとか言えないし

聞いて見た


『奏汰…まだ病院なの
明後日、退院だから……』


『うん、明後日、迎えに行く』


『3時くらいに着くように帰るから
東京駅で待っててくれる?』

『わかった!待ってるから!!』

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