弱気な俺の恋
「よし!帰りにプリクラ撮ろう!!」

「やだ!」

「なんで?」

「どっか行って撮りたい!」

「ゲーセン行って撮るんだけど」

「ちゃんと撮りたい!」

「写真館とか、俺行ったことないよ?」


むしろ、プリクラもない


「そうじゃなくて…
帰りにふらっとじゃなくて、ほらぁ
待ち合わせしたりとか、映画観たりとか」

それって……


「デートみたい」

「/////そう言ってるんだよぉ」


照れて、俯く結

これって、結が俺をデートに誘ってくれたってコトだよな


「やべぇ/////嬉しすぎる!!」



真っ赤になって、俺らは俯いた



「チィーーーース!!差し入れッス!
…………あれ? 邪魔した?」


ノックをせずに、陽太が飛び込んできた



「ちょっとな……」

「ちょっとね……」

「え?マジで?」

「「あはははっ嘘だよ!!」」

「おどかさないで下さいよ!!
なんか、2人してキスでもするくらい
良い雰囲気でしたよ?」

「そう?」「そう?」

2人で、恥ずかしい気持ちを誤魔化した



俺と結は、sunriseで待ち合わせしたり
仕事として、色々な所に行ったけど

デート

となると、ドキドキする



なんとなく、ずるずると日にちが決まらず

俺と結の

初デートは、ちょうど土曜日ホワイトデー

朝、待ち合わせして

映画→ ランチ→ ゲーセンでプリクラ→
sunriseで語る

かわいいワンピースで現れた結に

ドキドキ

手とかつなぎたくても、そんな余裕なくて

俺達は、なんで照れてるんだろう

ふと我に返った

「結、いつも通りでいよ?
なんか、ドキドキしすぎて……」

「そっ……そうだね!!
なんでこんな、ドキドキするのかな?」


結が俺といるのに、ドキドキしてくれるなんて、嬉しい


なんで、誘ってくれたの?

とか、聞けないけど

気になるよなぁ


「こういうデート1回してみたかったの!
奏汰、ありがとう!!」



俺でよかったのかな?



「奏汰… また、しようね…デート/////」

「うん//////」



照れる!!

照れる!!




結を送り、帰り着く


『おかえり!!』

『ただいま』



結、俺、生きていて良かった


こんな、幸せ感じたことないよ!!


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