弱気な俺の恋
ラストライブも成功した

みーーーんなで、写真を撮った


あの日、緊張し過ぎてゲーセンどころじゃなかったから、プリクラ撮らなかった

これが初めての写真


後で俺と結のとこ拡大しよう!!






普通に学生生活するのも限界だなぁ

そう感じたのは、11月のこと

結もレポートと戦っている

大学の旅行に誘われた、断るつもりだったけど

結と旅行したいなって、不純な動機で申し込んだ

陽太が、告白の結果を聞きたがる

「付き合ってないよ!
好きな人を諦めきれないんだって!」

嘘ではないはず!!

俺が言うことじゃないけど…


結に誘われて、陽太がシェアハウスに入ることになった


喧嘩するんだろうな

まっ… 誰か止めるだろう


結果、仲いいもんな


巻き添えにならないように、緒方君には
忠告しておこう



旅行は、まぁまぁ楽しかった

正直、疲れた


それは、結も同じで

2人して体調崩す


病院行ってから、学校

それが、俺達の日課になっていた


12月は、試験を受けた

今更、試験受けてどうなる?って思ったけど

大学生活を続けたかった

動けるうちは……



陽太が、キョロキョロしながらこちらに来た


「よし!ナナはいない!!
先輩!!俺!!先輩の味方ですから!!」

「そう?ありがとう?」

少し警戒しつつ、陽太の次の言葉を待つ


「ナナ、浩一のこと振ったんです!!
先輩といたいからって!!
あいつ大袈裟なんで、先輩のこと諦めろって言ったら、先輩なしじゃ生きていけないくらいのこと言うんです!!」

「へぇ~」

「それくらい、先輩に惹かれてるってことでしょう!?クリスマス告白大作戦!!
ライブハウスのステージの上なら、いけるでしょ!!」

「そうかなぁ」

だって… 結の俺といたいは、俺がお願いしたことだから

でも、サプライズ楽しそう!!


「まぁ…やってみようかな」


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