訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
「目……キレイ……」
なんだ、目のことか。
そう言えば、前もそんなこと言ってたな。
こんな日本人離れした目がキレイなんて、珍しいやつ。
しかし、どんな夢見てんだ?
楽しそうに笑って……ホント、おかしな奴。
もう一度、瀬戸の頭を撫でて立ち上がった。
一階に降り、店先に出れば
昨日とは比べ物にならないくらい、スッキリした朝。
雨のおかげか、空気も澄んでいるように思えた。
水溜りが幾つか出来ていたけれど、それすら朝日を反射して
天然のサンキャッチャーになっている。
俺も、そろそろ前を向かないとな。
思い切り両手を天に突き上げ、背伸びをする。
気持ちいい朝だ。
久しぶりに、海辺でも歩いてみるか。