訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
はい?……目……日本人離れ?
もしかして湊叶さんの、青い目のこと?
好きって、目のことが好きって事になってるの?
それはそれで、残念なような――。
「こら、聞いてんのか?」
あたふたしていた気持ちが急降下したせいで、頭が追い付かなかったみたい。
湊叶さんが声を掛けてくれるまで、ボーっとしていたようだ。
「は、はい。聞いてますよ、もちろん。吸い込まれそうになるくらい澄んでて、キラキラしてて……だから、勿体無いですよ。こうして出せばいいじゃないですか」
さっきまでの気持ちの揺れを誤魔化すように、言葉を捲し立て
調子に乗った私は身を乗り出し、彼の前髪を持ち上げた。
あれ、今日は拒否しないんだ。
抵抗なく持ち上げられた髪の後には、切れ長の目が顕になり私をジッと見つめてくる。
あ……右の目尻の下に、小さなホクロ発見。
いや、それより……これ、かなりヤバい。
心臓が壊れそう――。
湊叶さんに見つめられた瞬間から、早鐘のように鳴り響いてる。