訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
「16、ですけど」
彼は、私の手を取り腕から外すと
右手で頭をガシガシ掻いて、左手は腰に置いて小さく溜息を吐いた。
「……帰って、ご両親と話してから来て。未成年を働かせるなんて、簡単には出来ないよ」
あら、意外と真面目な回答。
でも負けないんだから。
「じゃ、親がいいって言ったら雇ってもらえますか?」
「っ……あ、あぁ」
よっしゃー!
心の中でガッツポーズ。
今の言葉、忘れないでよ。
「お、マジで?俺、蒼汰。澤田蒼汰って言うんだ。よろしくね」
隣に現れた、爽やかイケメンは私の手を握って
これまた爽やかな笑顔を振りまく。