訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
*-*-*
パリンッ……
手から滑り落ちた皿が、床に落ちて四方八方に飛び散る。
「湊叶、大丈夫?」
「あぁ……」
なんだ、この胸騒ぎ――。
俺の知らないところで、何かが動いているような……。
気味が悪いな。
「忙しいんだから、しっかりしてよ」
「お前にも言われなくても、分かってる」
瀬戸を送り出して、通常通り11時にopenした店内は
さすが夏休みと言うだけあって、家族連れが多く今日も昼前から満席。
俺も料理を作りながら、フロアに出ていた。