訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
「つばさ、マジでバイトするの?」
「うん」
「ねぇ、どっち?やっぱり、あの爽やかイケメン?」
「えっと、いや……」
思わず口籠ってしまう。
いや、どっちってどういう意味?
「うっそ、あのモサモサ頭?」
唯でさえ大きな目を、更に大きくして珍しいものでも見るように
私と奥にいるであろう湊叶さんへ、交互に視線が動く。
気になったのは、彼だけど――。
「あんたって、やっぱり男の趣味変わってるわ」
「そんなことないもん」
「まぁ、いいわ。それより、大丈夫なの?ここまでフェリーで通うんでしょ」
あ……そう言えば、ここ島なんだった。
でも片道40分くらい、へっちゃらよ。
両親だって、遊ぶわけじゃないんだ。
きっと許してくれるはず。