訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
「なんとかなるわよ。平気、平気」
「ホントに、大丈夫?」
急に真顔になって紗和ちゃんの視線が、テーブルの下を指す。
思わずそれにつられて、下を向き小さく溜息を漏らす。
今の「大丈夫」はバイトが出来るかどうかを心配してるんじゃない。
視線の先にある、私の脚だ。
小中高、一緒にいる紗和ちゃんは私の過去を知っている。
だからこその心配。
だけど完治って言っていいのか分からないけど
日常生活を送るにあたっては、問題ない。
長時間走ったり、全力疾走など膝に負担をかける事さえしなければ
なんてことはない。
「大丈夫だって」
「あんたの大丈夫は、当てにならないから言ってるの」
「本当に大丈夫だって。それに、高校生だよ?バイトの一つや二つしてみたいじゃない」