訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
この思いが、恋かどうかなんて分からない。
だけど、あの人が――
湊叶さんの、青い瞳が忘れられない。
もう一度、見てみたい。
何度も両親(特にお父さん)に説得を試みて、最終的に条件を三つ出された。
それは――
バイトをするのは、学校もあるし土日だけ。
異変を感じたら直ぐに帰ってくること。
そしてもう一つ――。
バイト先の店主に会わせること。
つまり、湊叶さんと両親が会うと言う事。
前の二つはいいとして、最後のはどうだろう……。
例え会わせたとして、あのモサモサ頭じゃ許してもらえないかも。
三人が向かいって話をするところを浮かべてみる。
『なんだ、その頭は!飲食店の店主がそれでいいのか!』
円形のテーブルをバンッと叩きつけ、怒りをぶちまける父親。
その勢いに負けて、小さくなっていく湊叶さん。
――嫌な予感しかしない……。