訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
誰にも言ってないし、一人暮らしだから気が付かれてないって
思ってただけに、正直驚いた。
「知ってたのか」
「何年、親友やってると思ってんだよ。それくらい、気が付くさ」
蒼汰の気遣いには、感謝する。
だけど意識的に夢に見ている訳じゃない。
こればっかりは、どうにもできない。
でも――少し、過去のわだかまりが解けた気がする。
濃い霧が晴れていくような――。
「分からない。だって、寝てないしな」
「それもそうか……んじゃ、帰って寝るか」
両手を高く上げ、背伸びをしながら欠伸をする蒼汰。
早寝早起きのコイツからすれば、もう24時間起きてる状態だ。
眠たさにもピークが来てるってとこかな。