訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
もし、そうなれば夏休みの終わりには湊叶さんに会いに行ける。
それが今の私の励み。
早く退院して、Caféに行きたい。
「ねぇ。あのもじゃもじゃ頭とどうなってんの?彼の家に、泊まったんでしょ?」
「ッ?!……ど、どうしてソレ知ってるの?」
泊まった後に、事故の事もあって誰にも話していないのに。
なんで紗和ちゃんが知ってるの?
「おばさんに聞いたに決まってるでしょ」
あーそうか。お母さん、聞かれると黙っておけない性格だった。
人当たりも良く社交的なお母さんだけど、家族のプライバシーは守ろうよ。
小さく溜息を吐いていると、紗和ちゃんが興味深そうに目をキラキラさせて
私の顔を覗き込んできた。
「で、どうなの?何処までいってるの?」