訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
胸を押さえ前屈みになった私に気が付き
湊叶さんは、直ぐにベッド傍に戻ってきてくれた。
そして体を支えながら、枕を背中に当ててくれて寝かせてくれる。
「大丈夫か?痛いところ無いか」
心配そうに顔を覗き込んでくる湊叶さん。
だけど、あまりの至近距離に逆にドキドキして心臓が破裂しそう。
「う、うん。大丈夫」
「お前の“大丈夫”は、信用できないって言っただろ」
ポンと軽く頭の上に手を乗せられ、微笑む。
また、その微笑が貴重でトクンと心臓が音を立てて跳ねた。
「本当に大丈夫だって」
また子ども扱いして――。
少しは女だって、意識してくれてもいいのに。