訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
レアな俺って……こいつ、いつからあそこに居たんだ?
まさか、俺が瀬戸に好きって言ったあたりから聞いてたのか?
アタフタしてた俺を見て、笑ってたんじゃ無いだろうな。
安易に想像できて、溜息が出る。
「蒼汰、お前なぁ……俺で遊ぶな」
「湊叶。なんで正直な気持ち言わないの?好きなんだろ?」
全くコイツは……茶化してんのかと思えば、確信ついてくるし
真面目に話せば、話半分にしか聞かねー。
なのに、時々鋭いところをついてくる。
こういう時の蒼汰に、誤魔化しはきかないって事を嫌ってほど知ってる。
「アイツの未来を、俺の為に無駄にして欲しくないんだよ」
「お前の為かどうかは分かんねーけど、周りがとやかく言っても彼女は自分の意志で決めるだろ。それで後悔しなけりゃいいと、俺は思うけどな」