訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
彼女の屈託のない笑顔。
俺の目を、異質なものとしてではなく好意で見てくる姿。
それに、自分の事を後回しにしても他人を思いやる心も気に入っている。
いけないと思いつつも、そんな彼女と
もう少しの間一緒に居たいと願ってしまう。
「つばさちゃん泣かしたら。許さねーからな」
蒼汰は、真剣な顔で俺の左胸に軽く拳を押し当てた。
そういえば、こいつも「冗談」と言いつつも瀬戸の事は
かなり気に入ってるようだからな。
「あぁ。その時は、殴るなり蹴るなり好きなようにしてくれ」
「言ったな?」
よーし、とグルグル肩を回しながら先に病院を出ていく。
殴る気まんまんじゃねーか。
苦笑しながら、蒼汰の後を追った。