訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】

なのに――湊叶さんは、嘘を吐いてまで私を遠ざけようとした。



「湊叶さんは、私の事なんて何とも思ってないよ」



そう言って、水っぽくなったドリンクを啜る。

うっ……マズぃ。



「そんなことないと思うけどなぁ……じゃ、諦めるの?」



はい、とアツアツのポテトを私の口に咥えさせた。

諦める?……諦められるの?

確かに、私の想いは届かないかもしれない。

でも“好き”ってハッキリと告白して断られた訳じゃない。

こんなあやふやな状態で、湊叶さんの事を終わりにしていいの?



「っ……わかんない」


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