訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
「まぁまぁ、二人とも落ちついて」
蒼汰さんが私たちの間に入って、仲を取り持とうとするけれど
緊迫感が無いソレは、今は逆効果。
「蒼汰は、黙ってろ!」
「蒼汰さんは、黙ってて下さい!」
こんな時だけ、息がぴったり合って蒼汰さん黙らせる。
肩を竦め「二人とも怖っ」と小さく呟いて、自分のコーヒーカップを持って
避難するためか、席を外した。
「どうしてダメなんですか……そんなに私のすること、気に入らないですか?」
テーブルに着いた両手をギュッと握りしめる。
私が自分のためにすることは、いつも容認するくせに
ココで何かをしようとすると断られる。
特に、湊叶さんに関わることに対しては尚更。