訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
「そういうこと言ってるんじゃない」
じゃ、どういうことなの?
分かんないよ。ちゃんと言葉で言ってくれなきゃ――。
「私のこと嫌いですか?嘘を吐いてまで、私を避けて……」
ついこの間の事を思い出す。
言うつもり無かったけれど、どうしても知りたい。
私は、湊叶さんにとってどいう存在なのか。
傍にいても邪魔になるだけなのかどうか。
「瀬戸、何言って――」
何を突然言い出すのかと、怪訝な顔をして青い目が私を見詰める。
なんでここまで来て、嘘を吐くの?私、知ってるのに――。
今まで何度も、はぐらかされて……最初は本当に聞こえてないんだって思ってた。
タイミングが悪いだけなんだって。
だけど怪我が治ってから、もう一度ココにバイトに来れるようになって
それは顕著になった。