訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】

俺のこの青い目は、俺の意志関係なく惹きつける。

昔も今も――。


俺の両親は、この目の所為で離婚したし

この島に連れて来られてからも、母親は二度と俺には会いに来ることも無かった。

上京してコンテストに入賞したときも、メディアに取り出たされたのは

この目の事だった。


正直うんざりする。こんな目は、欲しくなかった。

だから、瀬戸が目を見せろって煩く言ってきたときは

コイツもかって蔑んでいたくらいだ。



「だけど、バイトしているお前の姿見てたら……何でも自分でしようとするし、他人の事ばかり気に掛けるし、足の事なんて微塵も感じさせないくらい元気だし……俺たちの方がハラハラしてた」

「……すみません」



肩を落として、小さな声で謝り頭を下げる。

あ、言葉を間違えたか?瀬戸が悪いわけじゃないんだけど。

えっと、どう言えば伝わるのかな。

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