訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
「え、何か言った?」
「何でもない。腹減ったな……晩飯、何がいい?」
身長差のある私を見下ろし、笑顔を浮かべる湊叶さん。
繋いだ私たちの手は、いつの間に指を絡ませた恋人繋ぎになっていた。
彼がその時、何を考えていたのかは知らないけれど
湊叶さんの笑顔と手に伝わる温かな温度、それだけで今の私には十分。
「七夕だし、そうめんが良い!」
「素麺か……あったかな。よし、一緒に買いに行くか」
「うん」
私たちは、時々じゃれ合いながら砂浜を後にした。