訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
湊叶さんはジロリと蒼汰さんを睨み付け、「悪いかよ」と小さく悪態をついた。
そんな彼を見て、蒼汰さんは可笑しそうにクスクス喉を鳴らす。
大人の湊叶さんが、子供みたいな私に
ヤキモチ妬いてくれてたなんて、信じられない。
「蒼汰に、あんまり気を許すなよ。そうでなくても、お前は無防備過ぎるんだから」
そう言いながら、私の肩を掴み
私と蒼汰さんの間に、湊叶さんが割って入るように移動させた。
「蒼汰さんは、だって優しいお兄ちゃんみたいだもん」
「それでも、ダメ」
念押しされるみたいに、顔を近づけ覗き込まれる。
そんなに言わなくても、大丈夫なのに――。
それに、無防備すぎるってどういう事?
「はいはい。嫉妬も程々にしないと、飽きられちゃうよ、湊叶。さ、行った行った」
「ッ……ちょ、蒼汰」