訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】

下から見る湊叶さんの男としての顔。

青い目が、月明かりでキラキラと輝いて神秘的。


思わず手を伸ばして、彼の頬に触れる。

私の手に彼の手が重なり、チュッと掌にキスをした。

それが合図だったのか、湊叶さんは至るところに唇を落としていく。

彼が触れた場所が熱い。

耐えられなくて小さく声を漏らすと、クスッと彼が笑って唇にキスを落とす。



「つばさの全部、俺に見せて――」



小さく頷くと、湊叶さんの手が後ろに回って器用に帯を解いていく。

そしてあっという間に脱がされ、生まれたての姿に――。

首筋、鎖骨、胸へとキスの嵐。仕舞いには、傷を負った膝にまで……。


夏の暑さの所為か、それとも湊叶さんが与える熱さか

お互い汗ばむ肌を重ねながら、声を枯らすまで名前を呼び合う。


湊叶さんとの、二度目の夜は

初めての痛みと共に、愛おしさと喜びを与えてくれた。

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