訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
胸に押し付けられたままだから、くぐもって聞える声。
湊叶さんの匂い、温かさ、鼓動……彼の全てが私を安心させてくれる。
「病気とか怪我とか気を付けろよ」
「うん」
心配する気持ちが伝わってきて、彼の背中に腕を回し
隙間が埋まるように抱き付く。
「優しくされても、すぐに信用するなよ?」
「うん」
あれ……なんか、変じゃない?
我が子を“初めてのおつかい”に出すよな――。
「知らない人に、付いて行くなよ?」
やっぱり……。
湊叶さんったら、まるでお父さんだ。