訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
番外編
ある夏の、穏やかなひと時―
夏の強い日差しの中、俺は目を閉じ眠っていた――。
「パパ……パパ、起きて。遊ぼうよ」
小さな男の子の声が耳元で聞こえ
体を揺すってくる。
誰だ?
俺は、まだ結婚も子供もいないぞ……。
薄く目を開けると、逆光になって子供の顔は見えないが
おそらく3.4歳の男の子。
「パパ」
顔は良く見えないのに、嬉しそうにニッコリと笑っているような気がする。
疲れで重い体を起こし少年の顔を見ようとして
俺は異変に気が付いた。