訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
「は~い」
口を尖らせながら、お料理を受け取る。
もう一度、見たいなぁ……あの目。
首だけを後ろに振り返えらせて見るも、既に厨房に引っこんでしまって
ミナトさんの姿は、そこにはない。
綺麗なのに、勿体ないなぁ~。
小さく溜息を吐きながら、冷めないうちに料理をテーブルにもっていく。
一見、冴えない男風の湊叶さん。
今私が一番気になっている人。
そんな彼に出会ったのは、ほんの二ヵ月前の事――。
あの日、私の新しいスターターピストルが鳴った。