訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
倒れ込んだ拍子に、湊叶さんの前髪がめくれ上がり
彼の目が顕になった。
あ……綺麗……
「っ、痛ぇ……なにボーッとして」
そこまで言って、何かに気がついたのか目を大きく見開いた。
やっぱり、カラコンなんかじゃない。
本物の青い瞳。
透明感があって、吸い込まれそう。
「ッ……どけ」
一瞬、見開いた目は直ぐに戻り
ワントーン低くなった声と共に、冷たい視線へと変わる。
「い、嫌です。もっと見せてください」
「ふざけんな」
強い力で私の体を押しのけ、住居としている2階に続く階段の方へ
足早に向かう。