訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
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「み~なと。さっきはどうしたの。お前らしくないね」
トントンと軽い足取りで階段をあがってくる蒼汰。
夕方になり、薄暗くなった十畳の和室。
俺は電気を付けることなく、横に寝そべっていた。
「瀬戸は、帰ったのか?」
さっきは言い方が、キツくなってしまったかもしれない。
16の女の子に、何をやってんだか。
自責の念にかられながら、重い身体を起こし
近づいてきた蒼汰を、チラリと見て背をむける。
「うん、ついさっきね。湊叶を怒らせたかもって気にしてたよ」
「そうか……」
あぁ、やっぱり気にしてたか。
来週きた時に、謝るべきかな。