訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】
あぁ、俺の目の話だったか。
こんな目の色、普通おかしいだろ。
ましてやハーフでも、クオーターでもない生粋の日本人が。
何よりこの目は――。
昔を思い出して、目を伏せた。
「俺の目なんか、見なくていい。コレは、他人を不幸にする」
そう。この目は……良いことを齎したりなんかしない。
人の妬み、嫉み、憎しみ。
例え最初は好意を抱いていた人も、俺から離れていく。
もうあんな思いはしたくない。
「んなわけ無いだろ。うりゃ」
わざと背中に体重を乗せる、蒼汰。
思いふけっていた俺は、不意を突かれたせいで対応が間に合わず
惰性にまかせ前屈みになった。